2012年4月10日 16:36
こんにちは。院長の佐々木です。
やっと春らしい天気になって来ましたね。
暖かい事は嬉しいのですが、この時期は季節変化により、自律神経バランスが乱れやすく、また、ホコリ、花粉等のアレルギー反応を誘発する物質が大気中に多く発生します。
それに伴い、肩凝り・頭痛・めまいも多く発生してきます。
トリガーポイント鍼治療は、それら症状にはとても有効です。
お悩みの方は、ご相談ください。
さて、今回の題名である、『パラダイム シフト』 ですが、
広い意味では、
パラダイム シフト=定説や、常識を、全く別の観点から、
新しい見方をする事 です。
日々、臨床していると、今までの知識や経験で物事を推測する事がどうしても多くなります。
今回、患者様を治療する中で、パラダイムシフトを体験しました。
それは、外反母趾の痛みで治療されている女性の患者様。
その方は、膠原病を持っていて、ステロイドを服用されている方ですが、症状の感じがどうも違う・・・
見た目は外反母趾による関節ストレスで発症した痛み・発赤浮腫の所見だが、痛みの強さ(自発痛)と、痛みの受傷機転が無い事から、病院での精査が必要と判断し、患者様には症状、状態についてのお話をして、病院を受診する様に指示しました。(この時点では、私は関節炎、蜂窩織炎を考えていたのだが・・・)
精査の結果は、痛風でした。
(ちなみに現在は落ち着いて外反母趾の治療中)
痛風は、主に中年~男性に好発する病気です。
今回、自分の中で女性で痛風は無いだろうと思い込んでいました。
症状や状態は、明らかに私の業務範囲ではありませんでした。
やはり、問診と受傷機転の有無は、とても大切だと実感しました。
私自身、また一つ勉強になりました。
痛みも同じく痛みの場所が悪い、と思い込んでいる人がとても多いです。(本当は別の場所が悪かったりも多いです)
トリガーポイント鍼治療で、その痛みに対する思い込みを、パラダイムシフトしてみてはいかがですか?
ではまたのブログで。