2012年3月 7日 16:28
こんにちは。院長の佐々木です。
いよいよ3月に入り、長かった冬もあと少しですね。
気温が上がる事は、人間の身体にとって、とても良い事です。(上がり過ぎも良くないですけど・・・)
スポーツシーズン前に今からしっかりと身体のメンテナンスを行いましょう!
さて、今回は、「トリガーポイントと筋膜」について、書いてみました。
※患者様が解りやすい様に、なるべく専門用語を少なめに書きます。
当院で行っているトリガーポイント治療ですが、トリガーポイントは、特に3つの部位に多く形成されます。
①異構造接合部(筋肉からスジや腱に変わる場所)
②筋骨接合部(筋肉が骨に着く場所)
③筋外膜・周膜(筋肉を包んでいる膜の事)
その中③筋膜についてですが、筋膜は、エラスチンとコラーゲンという2つのタンパク質で織り上げたガーゼの様なものです。エラスチンは柔軟で伸縮性があり、コラーゲンは硬く張った感じです。
筋膜は、日々の不良姿勢や、家事、育児、スポーツ動作による動作のクセなどで、簡単に捻じれてしまいます。その状態が続くと、筋肉全体の動きが悪くなり、血行不良・疲労物質の産生により、感覚異常を起こしてトリガーポイントを形成し、痛みを生じさせてしまいます。
では、どうすれば良いか?
というと、筋肉量をアップして、筋膜に対する負担を下げる事です。・・・が、それが出来れば治療は要らないですね・・・
筋力アップは、個人差がありますが、最低でも3ヶ月はかかります。
※少し筋トレして硬くなった状態は、パンプアップといって、筋肉中の酸性度が上昇して内圧が上がってるだけです。
痛みが無ければ、筋トレ出来ますが、痛みがある状態では、逆効果の事が多く、より痛みを引き起こす可能性もあります。
まずは、トリガーポイントをしっかり治療して、
※筋膜に形成されたトリガーポイントは、鍼治療がとても有効です。
痛み自体をコントロールし、捻じれた筋膜を正常な状態にして、そこで大切なのは、その状態を維持する事です。
治療院の役目は、痛みが無く、生活・運動出来る環境にする事が目的です。
当院の治療プログラムでは、状態の維持を充実させる内容を用意しております。
今よりも、もっと走りたい、歩きたい、またスポーツをしてみたいと思っている方は、ぜひ、ご相談下さい。
しっかり痛みや身体をケアしてから、専門のジムやトレーニング施設で、トレーニングした方が、とても効果的です。
治療院は、治療するところですもんね。
では、またのブログで。