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2012年1月 6日 17:26
野菜ソムリエ加藤の 心と身体にやさしいお野菜を紹介する
「まいチョイス♪」
こんにちは。受付の加藤です。
今回ご紹介するお野菜は・・ 『ほうれん草』です。
ほうれん草は、実は寒さに強く、冬が旬です!
寒くなると、グルコースという糖分が増えて甘くなり、栄養価も高くなるのです。
ビタミンCは、夏の3倍と言われています。
ほうれん草の代表的な栄養素は、やはり鉄分。
貧血の予防や改善に効果があります。
ほうれん草の偉いところは、鉄分の吸収を高めるビタミンCが含まれているので、豊富な鉄分を効率よく身体に摂りいれることができるというところです。
また、イライラや骨粗しょう症予防に効果がある、カルシウム、マグネシウムも含まれています。
一般的なほうれん草には、アクと呼ばれるシュウ酸があります。シュウ酸は、摂りすぎると結石の原因になります。
でも、熱湯で茹でて、水にさらせば大丈夫です。
(水にさらし過ぎると、ビタミンCが流出してしまうので要注意です)
最近では、品種改良によって、サラダほうれん草など、アクが無いものもありますので、生で食べる時は生食用を使いましょう。
ほうれん草には、体内に蓄積されたナトリウム(塩分)を排出してくれる作用もありますので、年末年始、塩分の高いものをたくさん食べてしまった方は、ほうれん草でデトックスと、ビタミンやカロチンの補給をされてみてはいかがでしょうか(^-^)
見分け方としては、
・葉が濃い緑色で肉厚、ハリのあるもの
・株が小さく、茎の部分が短めのもの
・根の部分の赤みが鮮やかで濃いものは、栄養素が豊富な証拠です
※茎が太すぎるものは、育ち過ぎでアクも強いので避けましょう
保存方法
・水分が蒸発しやすいので、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーに包んでビニール袋に入れて、冷蔵庫に立てて保存
・2,3日で食べきれない場合は、硬めに茹でて、冷凍しましょう。
『ちぢみほうれん草』
最初に、ほうれん草は寒さに強いと書きましたが、その性質を利用して、わざと冬の寒さにさらす"寒じめ栽培"という方法で育てたものを「ちぢみほうれん草」と言います。
霜をあて、低温にさらすことで、凍るのを防ぐために体内養分を凝縮してギュッと縮みます。
冬になると、スーパーで、しわしわで肉厚のほうれん草を見かけたことありませんか?! それがこのちぢみほうれん草です。
甘いのが特徴で、最も高い時で、糖度が10度以上にもなることもあります。
私はこの時期になると、よく買って、お浸しにして食べます。
ほうれん草が苦手な方や、お子さんでもたくさん食べられると思います。
今が旬です!!ぜひ食べてみてください。
では、次回の「まいチョイス♪」をお楽しみに