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2011年8月26日 16:38

「ラグビー動作の考察」

こんにちは。院長の佐々木です。
急に雨が降ったりと変わりやすい秋の空ですね。皆様も外出時は、天気の変化に気を付けて下さいね。

さて、今回ラグビーでの動作について私なりに考えてみました。ラグビー競技は、基本的に前後左右(両側方)への動作が多く、パス動作は、側方と後方にしか出せない競技です。
前回ブログで書きましたが、先日ラグビー大会に応援とサポートに行って、選手の方々の身体を触る機会があり、その時、筋肉のバランスに特徴がある様に感じました。
それは、股関節の外転(脚を横に開く)作用に働く、中臀筋と伸展(脚を後に上げる)作用に働く、大臀筋の筋肉量が多いのに比べて、骨盤を上げる腰部の腰方形筋の筋肉量が少ない感じを受けました。

腰方形筋-1.jpg  腰方形筋-2.jpg
   ↑腰、体幹にとっては大切な筋肉なんです↑

コンタクトスポーツなので上半身と下半身の筋肉量は多く、強いのですが、それらをつなぐ体幹のjointである、腰部周囲の筋肉量が少なく弱く感じました。

〈考察〉
①試合が続くにつれて、特に下半身にかけて疲れが出てくる
       ↓
②臀部~脚にかけてのパフォーマンスが低下する
       ↓
③踏み出し、突き上げの力が弱くなり、代償的に足関節やひざ関節の関節や、周囲の筋肉に負担が多くなる
       ↓
④そのため、過度なストレスにより、足の内反捻挫や肉離れ、膝の靭帯損傷を起こしてしまうのではないか?

※実際、コンタクト以外の負傷では、足関節や膝関節の負傷が多いそうです。

今回、私が実際に選手の方々の筋肉を触って感じた事を基に、受傷機転まで考察してみました。(推測ですが)
実際に触り、状態を確認出来た事は、私自身、治療プロセスを確かめる意味でとても参考になりました。
パフォーマンスを向上させる為には?どこの治療が必要か?
治療の基本は触る事です。

「百聞は一見にしかず」
やはり、最大の教科書は人の身体ですね!

では、またのブログで!

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