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2011年8月22日 17:23

「まいチョイス♪」―シリーズ④-

シリーズ④ 

野菜ソムリエ加藤の 心と身体にやさしいお野菜を紹介する「まいチョイス♪」

こんにちは。受付の加藤です。
今回ご紹介するお野菜は・・ 『しいたけ』です。

日本でのしいたけの歴史は古く、1600年代に開発され、しばらくの間、干ししいたけのみが流通していました。
生のしいたけが一般に出回ったのは、昭和50年頃からだそうです。結構最近ですね。
しいたけは輸入品もあるので、年中出回っていますが、実は、旬が2回あり、春と秋に収穫されます。

しいたけは、ピーマンと並び、子供が苦手な野菜ランキングで、常に上位をキープしていますが、私も幼い頃は苦手で、母親に「しいたけ食べると頭が良くなるから」と言われ、しぶしぶ食べていました(^^;)
しかし、しいたけは、本当に栄養豊富で、しかもダイエットにも向いてる食材なんです。

一番の特徴としては、ビタミンDのもととなる、エルゴステロールという栄養素で、これは紫外線に当たるとビタミンDに変わり、血液中のカルシウムやリンを骨や歯に運び、沈着させる働きをします。
なので、骨を丈夫にして、骨粗しょう症を防ぎます。
この成分は、生より干ししいたけの方が多く含まれています。
また、血中コレステロール値を低下させるエリタデニンが豊富で、血圧を下げたり、動脈硬化、脳卒中の予防に効果があります。(マッシュルームにも含まれています)
そのほか、免疫機能を高めるβグルカンや、ビタミンB1、B2、ミネラルや食物繊維もバランスよく含まれていて、しかも低カロリー!
健康維持にはもちろん、ダイエットの強い味方!!

母が言ってた "頭が良くなる" というのは定かではありませんが・・(^^;)、勉強を頑張るためには健康で丈夫な体があってこそ、ということだったのでしょうか・・
いずれにしても、しいたけは、丈夫な骨を作るのに欠かせない栄養素を含んでいますので、育ち盛りのお子さんはもちろん、骨粗しょう症が気になるご年配の方も積極的に食べて頂きたい食材です。

見分け方としては、

生しいたけ
・肉厚で笠が7.8分程度開いてるもの
・裏は白くて、軸が太く短いもの

干ししいたけ
・笠の表が褐色で裏が黄白色
・完全に乾燥しているもの


保存方法

生しいたけ
鮮度が落ちやすいので、基本的には2,3日で使い切りましょう。水につけると風味が落ちるので、汚れは布きんで軽く落とす程度にします。密閉容器に入れて、湿気のない常温か、冷蔵庫、また冷凍もできます。
いずれも、笠の部分をひっくり返した状態(軸が上向き)で保存した方が長くもつようです。

干ししいたけ
缶や瓶の密閉容器に入れ、湿気の少ない場所で保存する。乾燥剤があれば、入れておきましょう。
干ししいたけは、20~30分ほど日光に当てると、ビタミンDの効果が更に増します。

生しいたけはシンプルに焼いて食べるのも、香ばしくて美味しいですし、天ぷらや串揚げにしてもいいですね。
ちょっと手間をかけて、肉詰めなんかもいいですね。

干ししいたけは、中華料理や、煮物、炊き込みご飯などにうま味やアクセントとして入れたり、つくだ煮を作って、ちらし寿司や巻き寿司に入れたり、また戻し汁でだし巻き卵や茶わん蒸しなんかも美味しいですね。

もうすぐ9月です。しいたけ料理で秋の味覚をいただきましょう。

では、次回の「まいチョイス♪」をお楽しみに!

 

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